simaneoukasouのブログ

小学生のゆきちゃんのお友達の犬達
こじろう、はな、ビッツ、ふーちゃん
の日々の物語

お世話した紀州犬が1席とったとの喜びの知らせ

 昨日は、日本犬保存会奈良支部展が開催されました。
こちらの犬友の紀州犬を原産地の三重県の方にお世話して2年目が経過し
本日嬉しい知らせがありました。
ご家族で紀州犬を飼いたいとのお話を戴き丁度犬友方に産まれていた仔をお世話しました。
成長しましたら是非日本犬保存会に入会戴き展覧会にもチャレンジして下さいとお願いし昨年から地元展に参加されその時の担当審査員、ギャラリーからお褒めの言葉と同時に
叱責を戴きましたとのメール。
何故と思いましたら審査中にお座りしている。これは、審査を受ける日本犬としてあるべき姿では無い。犬は1席の実力の持ち主ですと言われましたとの事。
それから努力をされて(勤めの傍ら主婦もこなしておられる奥様)昨日の嬉しい報告となった次第です。
柴犬、紀州犬、四国犬、秋田犬それぞれ犬種も様々で、飼育の方法、目的も様々です。
但しどれも保存会と名がつく団体に所属しており、血統書があり、その中には人知れない
過去のドラマが多数あります。
柴犬は、石という祖犬(島根産)から派生し中(山梨~長野)という名犬に血が繋がり
今の犬達に受け継がれています。
保存会に携わる者の一人として申し上げたいのは、単なるペットとしてではなく本来遺伝形質されているものを壊すことなく後世に残す、繁殖はされなくても日本犬とはこういう
犬種なんだよと外国の方にも自慢の出来るものを残したいと思います。
柴犬に関していえば血液が固定されだして70年前後になりますが、初期の頃より中期の前半頃は、永久歯42本あるのが本当ですが、欠歯といって歯が1~2本乳歯から永久歯になって出てこない犬がかなりいました。
それが今の柴たちは、殆ど完全歯に近い所まで来たのです。
これが保存の意味です。姿形はその時々の審査員の質の良し悪しで己の信ずる処と異質の判断を下されることもあり全てが判断基準にはならない面も存在します。
保存とは、過去より未来へと血を繋ぐ中において少しでも前進して行くのが保存の意味であると思います。